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ユニボイス

「Uni-Voice」視覚に障害のある人に情報を届ける

公演情報を受け取らなくては、鑑賞するかどうかを検討することはできません。情報を届ける先をしっかりと考えることも大切ですが、障害のある人にとって届きやすい形に変えて情報を届けることも大切です。

点字の考案者 ルイ・ブライユ

視覚障害のある人に情報を「届ける」「残す」手段として、点字があります。点字は、1825年にフランスのルイ・ブライユが考案しました。1829年には、6つの点から構成される点字方式の解説書が出版されています。しかし、視覚障害のある人でも点字を読める人の割合は1割程度だといわれています。

例えば「Uni-Voice」

近年では、音声コードを読み上げる技術も進んでおり、その一つが「Uni-Voice」です。この技術は日本で開発された技術です。文字情報を音声コードに変え、その音声コード(約2センチ四方の高密度二次元コード)を専用のアプリケーションで読み取ることで、コード内に記録された情報を音声で聞くことができます。

音声コードを利用するためには、ちょっとしたルールがあります。例えば、コードは印刷物の右下に配置します。コードが印刷れていることを視覚障害のある人に知らせるために、音声コードの横には半円の切り込みを入れます。

詳しくは、書籍「障害者の舞台芸術鑑賞サービス入門」にも記載されていますが、ここでは日本視覚障がい情報普及支援協会のURLも貼り付けておくので、ぜひご参照いただきたい。点字と合わせて、このような新しいサービスも、どんどん積極的に活用していただきたいです。

(参考)
日本視覚障がい情報普及支援協会
https://www.javis.jp

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