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AI字幕表示画面

AI字幕の進化が劇場体験を変える:バリアフリー化への一歩

これからは、AI字幕の活用を積極的に進めていこうと考えています。はじめて出会ったAI字幕は2016年ごろでした。当初はSNSやLINEなど、メッセージの入力には便利だが、舞台芸術や劇場における字幕サービスには、まだまだ使用できないと考えていました。その理由は、精度が低く、誤字が多かったり読みづらかったからです。それでも、自分はずっとAI字幕に期待を寄せていました。いつか劇場での活用が現実になるのではないかと。

先日、プロスポーツ(バレーボール)の観戦でAI字幕を体験する機会に恵まれました。そのときのAI字幕は驚くべき速さと精度でした。特に感動したのは、画面に表示される字幕がとても見やすかったことです。このときのサービスは、YY Probeというアプリケーションが使用されていました。
(参考:https://www.yysystem.com/

劇場のバリアフリー化には、様々なシーンで字幕サービスが必要です。特に受付や接客業務における円滑なコミュニケーションは非常に重要です。ここでAI字幕を活用することは非常に効果的だと思います。AI字幕には、次のようなメリットが考えられます。

  • バリアフリーな環境を手軽に実現:
    AI字幕は聴覚に障害のある人や外国語を理解しづらい人のアクセスを支援し、このことを手軽に実現できます。
  • コストと人材の削減:
    従来の字幕サービスでは、専門のスタッフがリアルタイムで字幕を入力する必要がありました。しかし、AI字幕を活用することで、人的リソースやコストを削減することができます。
  • 迅速な字幕表示:
    AI字幕は音声認識技術を利用して自動的に字幕を生成します。これにより、字幕の制作時間が大幅に短縮され、リアルタイムで迅速に字幕を表示することができます。
  • 多言語対応:
    AI字幕は複数の言語に対応することができます。これにより、外国語を話す来場者に対してリアルタイムで字幕を提供することが可能です。国際的なイベントや観光に対応する上で、言語の壁を取り払う助けとなります。

AI字幕を活用するメリットは、バリアフリーな環境の実現や負担の軽減、迅速な字幕表示、多言語対応などがあります。AI字幕を活用していくことで、特に地方におけるバリアフリー化が進むきっかけになることを期待しています。

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